【そこが、”組合”と”会社”の大きな違いなんだ!】<行政書士ってナニ? LLP編>2
- RIE
- ”LLP”ってナンなんですか?
- 真栄里
- まずは、”組合”が何かを知ってる?
- RIE
- えっと、たしか・・・
・・・あっ!”契約”です。 - 真栄里
- そう!
契約だから当事者は契約を結んだ人達だ。 - RIE
- まぁ、それはそうですね。
当たり前な気がしますが・・・ - 真栄里
- 本当に分かっているのかなぁ?
まぁ、いいや、後で分かることだから。 - RIE
- で、”会社”と”組合”は何が違うんですか?
- 真栄里
- 焦るな!
次は、”会社”が何かを検討するんだよ。
”会社”では当事者は誰? - RIE
- えっ?
意味分かりませんが・・・ - 真栄里
- じゃあ、簡単な事例を挙げてみよう。
A組合とB会社があるとします。
A組合が甲社とα売買契約を結びます。
B会社が乙社とβ売買契約を結びます。
このαβ売買契約の当事者は誰でしょうか? - RIE
- 簡単ですよ~~(^▽^)/
RIEをバカにしているんですかぁ?
A組合と甲社、
B会社と乙社
です。 - 真栄里
- ブッブー。
- RIE
- えっ|)゚0゚(|
どこが違うんですか? - 真栄里
- ヒント!
β売買契約の当事者は正解です。 - RIE
- ということは、α売買契約の当事者が間違っているということですよね?
う~~ん( ̄へ ̄|||) - 真栄里
- 5秒前、4、3、2、1、
0
はい、時間切れ! - RIE
- ナニそれ(≧ヘ≦)
- 真栄里
- 正解は、α売買契約の当事者は、A組合の組合員と甲社でしたぁ~~。
- RIE
- はぁ??
A組合って売買契約の当事者にはなれない、ということですか? - 真栄里
- そういうこと。
法的にはね。 - RIE
- なんですか、その”法的にはね”というのは?
- 真栄里
- 実際は、契約書とか、お店の看板には、~~組合と書かれているはずだが、法的には当事者は組合員ということなんだ。
- RIE
- β契約の場合は、B会社が当事者ですよね?
B会社の株主とかが当事者じゃないんですよね? - 真栄里
- うん、そう。
そこが、”組合”と”会社”の大きな違いなんだ。 - RIE
- つまり?
- 真栄里
- つまり、契約の当事者になれるかどうか、
法的に言うと、権利義務の帰属主体になれるかどうか、という違いがあるんだ。
”組合”は権利義務の帰属主体にはなれないが、”会社”は権利義務の帰属主体になることができるんだ。
もっと言うと、”会社”は”法人(ほうじん)”なんだ。 - RIE
- あ~、聞いたことあります。
”法人”って私たちのような生身の肉体を持たないけど、私たちと同じように法的に扱われる存在ですよね? - 真栄里
- そうそう!
”会社”は”法人”だから権利義務の帰属主体となることができるけど、”組合”は”法人”ではないんだ。
だから、”組合”の場合は、その構成員である組合員が当事者(権利義務の帰属主体)となるんだよ。 - RIE
- あ~~、なるほど!
じゃあ、生協(CO・OP)は、生活協同組合ですから、”組合”なんで、当事者にはなれないわけですね? - 真栄里
- あっ、いや、それは違う。
- RIE
- はぁ?
---次話へ続く---
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