子供ですか!<行政書士ってナニ? 株式会社設立編>1
- RIE
- 先生、なんか変な郵便物が届いていますよ?
- 真栄里
- 何だ?
- RIE
- 宛名が
【株式会社英文契約サポートセンター沖縄】です。
ここは【真栄里孝也 行政書士事務所】なんですけど…。
郵便局に電話した方が良いかもしれません。 - 真栄里
- あ~、それはここで良い。
- RIE
- 顧客ですか?
- 真栄里
- いや違う。
俺の - RIE
- ん?
先生の会社? - 真栄里
- うん。
- RIE
- え??
RIE聞いてません! - 真栄里
- 言ってないからな。
- RIE
- はい~(-゛-メ)
右腕に隠し事ですか? - 真栄里
- 右腕なんていないけど?
- RIE
- 経理も営業も担当しているRIEがこの事務所の右腕でしょうよ!
右腕では足りないですね、先生の両腕です。 - 真栄里
- 両腕は頭脳がないと動かないから頭脳が大事なんだよ!
- RIE
- 五百歩譲って、先生が頭脳だとしても、両腕がないと何もできませんよ!!
人類がこんなに進歩したのは二足歩行で自由に使える両腕を獲得したからなんです。
自由に動く腕が人間の頭脳を進歩させたと言えるんです。
分かってますか?? - 真栄里
- ・・・
もしかして怒ってる? - RIE
- 当たり前です!
RIEに黙って物事を進めないでください。
何か問題が起こった時にRIEが面倒になるじゃないですか!!
RIEは先生の公私にわたる秘書でもあるんですよ? - 真栄里
- 「私」の秘書は頼んでない!
- RIE
- 秘書に隠し事はしないでください。
で、何故黙っていたんですか? - 真栄里
- 翻訳関係の会社なのでRIEには関係ないな~と思って・・・。
- RIE
- 先生が翻訳関係の会社を作ってまでその仕事をしたいというのであれば、RIEも手伝いますよ!
というか、どうせ手伝わないといけない羽目になるんですから、前もって言ってください。
分かりましたか? - 真栄里
- ・・・
わ、分かった。 - RIE
- 分かればいいんです。
で、どうやって設立したんですか? - 真栄里
- 自分で。
- RIE
- 登記も?
- 真栄里
- そう。
- RIE
- 行政書士は登記できないですよね?
- 真栄里
- 業務としてはできないよ!
でも、自分の会社を自分で登記することは行政書士だろうが誰だろうが当然可能だよ! - RIE
- そうなんですか?
- 真栄里
- 訴訟だってそうだ。
訴訟代理人になるのは弁護士じゃないとダメだが、本人訴訟として自分で訴訟することは当然可能だ。 - RIE
- そうなんですか、知らなかったです。
- 真栄里
- 勉強不足だな。
- RIE
- 先生もRIEのことに関して勉強不足です。
どうせ後でバレるのにどうして隠すんですか。子供ですか! - 真栄里
- そんな勉強は不要だ。
- RIE
- まぁ、いいでしょう、今回も見逃してあげます。
先生とは違ってRIEは大人なので、子供相手に本気で怒ったりはしません。
会社の株主は誰ですか? - 真栄里
- もちろん、俺だけ。
- RIE
- 資本金は?
- 真栄里
- 二桁万円
- RIE
- 取締役は?
- 真栄里
- 俺一人
- RIE
- もっともシンプルな会社じゃないですか。
でも、なんで株式会社なんですか?今は合同会社とかが流行りじゃないですか、設立費用も安いですし。 - 真栄里
- 確かにな。
大分迷ったが、株式会社の方が名が通っているから株式会社にした。 - RIE
- 従業員は?
- 真栄里
- え~と、RIE。
- RIE
- ・・・
聞いてませんけどねぇ。
従業員の意思とは無関係に雇用することってできるんですかね?
そんな法律ありましたっけ? - 真栄里
- ・・・
え~と、RIEさん、どうでしょう、【株式会社英文契約サポートセンター沖縄】の従業員になってはもらえないでしょうか? - RIE
- それは条件次第です。
---次話へ続く---
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