結局悪いのは、無資格者…<行政書士ってナニ? 農地転用申請編>4・終
- 真栄里
- そもそも、土地を売る意思のない人から土地を購入することはできないから、土地を売ってくれる人が他にいないということでもいい。
それは前に役所でも確認した。
そうじゃないと不可能を強いることになるからな。 - RIE
- どれくらいの数の代替地不存在の証拠が必要でしょう?
いえ、そもそも代替地不存在の証拠ってナニ? - 真栄里
- 何だと思う?
- RIE
- さぁ?
まさか、可能性のある土地全部の所有者に売る意思があるかどうか訊ねて文書にする? - 真栄里
- さすがにそこまでは要求しないだろう…。
そうなると農地転用できないよ、現実問題。
現実に不可能なことを要求するわけにはいかんよ。 - RIE
- じゃ、どうするんでしょ?
- 真栄里
- 不動産屋さんの登場だろう。
- RIE
- 不動産屋さんに証明してもらう?
- 真栄里
- 該当土地近辺に売地があるかのデータを持っているのは不動産屋さんだから、売地のデータ一つ一つをチェックして代替地になるかどうかをチェックする。
- RIE
- 用途目的に合わないということをですか?
- 真栄里
- そ!
広すぎるとか狭すぎるとか、値段が高すぎるとか。 - RIE
- 値段も加味して良いんですか?
- 真栄里
- そうだ。
これも以前、役所で確認した。
買えない土地を代替地にするのでは、不可能を強いることになるから。 - RIE
- まぁ、そうですね。
どれくらいの数のデータが必要でしょうね? - 真栄里
- そこは役所の裁量だから。
10件かもしれんし、50件かもしれんし…
俺は前に50件出したことある。 - RIE
- うゎ…
それは多すぎる… - 真栄里
- 今回みたいに、一度資料を返された案件ではハードルが高くなっているから何件要求されるかわからんなぁ…
- RIE
- …
分かりました。
この案件は断念します! - 真栄里
- その方が良いよ。
俺にも迷惑かからんし。 - RIE
- 結局悪いのは、無資格者です!
まったく、RIEの仕事を奪った挙句、依頼者の利益を害して。
悪いことづくし。 - 真栄里
- 他の仕事をしたらいいさぁ。
- RIE
- 了解です!
ところで、先生、翻訳の仕事ばかりしているのに、けっこう事務所に顔出しますね。
RIEが心配ですか?
誰かに取られないかとか? - 真栄里
- あほか?
ちゃんと仕事してるかチェックしてるんだ、忙しい中。 - RIE
- ふ~ん。
でも質問したいときに限って先生がいない。
もう、思い切って秘密基地を行政書士の事務所にもしたらどうです? - 真栄里
- 何言ってる!
そしたら秘密基地にならんだろ? - RIE
- なんで秘密にしたいんだか??
子ども…? - 真栄里
- 大人じゃ!
ちゃんとコーヒーも飲める! - RIE
- コーヒー1%で、牛乳99%じゃないですか!
もはや単なる牛乳。
コーヒー風味ですらない…
ぷぷぷ(笑) - 真栄里
- うるさい。
俺の好みに口出しするな! - RIE
- はいはい(笑)
- 真栄里
- はい、は一回で良いんだ。
誰が教育しているんだか。 - RIE
- 先生でしょうが…(苦笑)
---農地転用申請編・終---
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