ケンカ、その後<行政書士ってナニ? 番外編>
- RIE
- (小声で)おはようございます。
- 真栄里
- お、おう、おはよう。
ちゃんと来てくれたんだ。 - RIE
- RIEは真面目ですから、簡単に仕事に穴は開けませんよ。
- 真栄里
- しばらく来ないだろうなぁ、と思ってたのに凄いじゃん。
- RIE
- 大人ですから。
格下の人相手に本気を出す誰かさんとは違いますよ。 - 真栄里
- その“誰かさん”というのは私のことでしょうか?
- RIE
- 心当たりでもあるんですか?
- 真栄里
- あるといえばあるような、ないといえばないような?
- RIE
- どっちなんですか?
はっきりしてください! - 真栄里
- え~と、心当たりはありますね。
- RIE
- RIEは昨日のことなんて全く気にしませんけどね。
- 真栄里
- でも何か目が充血しているけど・・・
- RIE
- こ、これは、さっきゴミが目に入ったからですよ。
- 真栄里
- 声も何かガラガラ声な気がするけど・・・
- RIE
- それは、昨日友達とカラオケに行ってたくさん歌を歌ってきましたから。
大声で歌うのって気持ちいいですよ。
先生もカラオケに行ってみたらいいんじゃないですかね、たまには。 - 真栄里
- カラオケって面白いのかね?
行ったことないけど。 - RIE
- えっ!?
マジですか、先生!
それは事件ですね。
カラオケ行ったことのない人っていたんですね。 - 真栄里
- 人前で歌うの恥ずかしいじゃないか。
- RIE
- そんな理由ですか?
音痴とかじゃなくて? - 真栄里
- いや、音痴ではないでしょう。
学校の音楽の成績は良かったもん。 - RIE
- ふ~ん。
でも、先生って知ってる曲あるんですか? - 真栄里
- あるよ。
喜多郎とか良いよね~。
心が和むんだよ。 - RIE
- 喜多郎ねぇ。
どんなジャンルなんですか? - 真栄里
- 「シルクロード」の曲だよ。
「たん、たん、たん、たん、たん、た~ん、たー、たー、たー、た、た、た~、た~、たーたーたーーー、たーたーーたたー」
という感じの曲だけどね。 - RIE
- はい?
“たん”とか“た~ん”とかで分かる人なんているわけないじゃないですか(怒)?
大丈夫ですか!?
しかも、歌詞ないっぽいですけど・・・ - 真栄里
- そうだよ、インストゥルメンタルだもん。
- RIE
- そんなのカラオケで歌えないじゃないですか!
- 真栄里
- まぁ、そうだね。
ハミングでもいいんじゃないか? - RIE
- そんなの楽しくない!
ありえない!
カラオケはみんなで歌うから楽しいんですよ!
先生の世界は間違っています。
RIEが正しい世界に戻してあげますから、今日の夜はカラオケ屋さんで歌のお勉強会を開催することに決定です。 - 真栄里
- 俺も?
- RIE
- 当たり前じゃないですか!
先生のためのカラオケ勉強会ですよ。
私が先生なので、勉強会の会費は全額、真栄里先生負担です。
ということで、今日の夜6時30分に私を車で迎えに来てください。
いいですね? - 真栄里
- え~・・・
(でもまあ、それでRIEの機嫌が直るならしょうがないかぁ)
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