その肩書で呼ぶんじゃない＜行政書士ってナニ 副支部長編＞
- RIE
- 真栄里副支部長！
- 真栄里
- その肩書で呼ぶんじゃない。
- RIE
- だって、本当じゃないですか。
副支部長に昇進したでしょ、沖縄県行政書士会那覇支部の。 - 真栄里
- たしかに、那覇支部の副支部長になったが、昇進とかじゃないから。
公務が増えて大変になるんだよ。 - RIE
- 要は、沖縄で一番大きな支部、たしか110名くらいの会員がいると思いますけど、その支部の要職でしょ？
出世ですよ。 - 真栄里
- だから出世じゃないって。
責任が重くなる分、大変なんだよ… - RIE
- まぁ、でもこの2年は那覇支部の幹事として公務に参加してきたわけで、いきなり副支部長というわけではないんですから何とかなるんじゃないですか？
- 真栄里
- 何とかなる、というか、何とかしないといけないんだよ。
だってよ、会員が多いぶん、年齢層も80歳代から、30歳代まで幅広いんだぞ。
世代が違うからいろいろな意見が出てくるわけで、それをまとめていくのはとても大変なんだよ。
わかるか？ - RIE
- わかりますよ。
RIEの得意分野です。 - 真栄里
- だったらなんでRIEがしないんだよ！
- RIE
- だって、RIEが先生の代わりに支部長とかしたら行政書士の仕事は先生がしないといけなくなりますよ？
いいんですか？ - 真栄里
- 2つまちがっている。
一つ目：なんでRIEが支部長になる話なんだ？
二つ目：万が一、RIEが支部長になっても行政書士の仕事はRIEがするんであって、俺は翻訳担当だ。 - RIE
- 副支部長の話は一つ間違っています。
「万が一」というのはおかしいです。
いずれ、RIEは那覇支部を背負っていく人材です。 - 真栄里
- …
自分で言ってて恥ずかしくない？
まずは自分で自分を背負わないと。 - RIE
- 副支部長には言われたくないです！
いい大人が居酒屋で牛乳系のカクテル飲んでいるくせに。
あれにはRIEも迷惑しているんですよ。
RIEは島酒のロックを頼んでいるのに、いつもミルク系のカクテルはRIEのところに置かれ、島酒のロックは先生のところに置かれるじゃないですか！
RIEは軟弱なカクテルなんか飲みませんから。 - 真栄里
- さすがのんべぇ。
別にいいじゃないか、それくらい。 - RIE
- あと2年後にRIEも那覇支部の幹事になりますから。
それまでは頑張ってください、副支部長！ - 真栄里
- その肩書で呼ぶなって言ってるだろうが！
－－－終－－－
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