世の中に絶対はありますか?<行政書士ってナニ? 花火編>1
- RIE
- 先生、海洋博公園の花火大会に行ったことあります?
- 真栄里
- ないよ。
- RIE
- 凄いらしいです!
- 真栄里
- あんな暑い日に何を好んで人ごみの中に行くの?
凄い人だかりだろ? - RIE
- 凄いですよ。
予想来場者は約4万人です。 - 真栄里
- 人酔いして気分悪くなるんじゃないか?
- RIE
- それはないでしょ、屋外ですし。
- 真栄里
- 人口密度が満員電車並みに高くなるだろ?
そこにいるだけで疲れるぞ? - RIE
- でも花火が凄いんです!
約1万4千発の花火が沖縄の夜空に咲くんです。
想像してみてください。 - 真栄里
- 要らない。
- RIE
- まぁまぁそういわず。
目を閉じてください。
早く早く。
RIEも閉じますから。
雲一つない夜空です。海から花火が打ちあがります。
「ヒューー、ドン、ドン、パラパラパラ」
「ドドン、ドーン、バンバンバン」
「バババババババ、パラパラパラ」
金色の大輪の花が同時に3つ沖縄の夜空に咲いています。
その花の側には青や赤の花が5つ、6つ咲いています。
長い放物線を描きながら、下に流れていき、赤から青へ色が変化します。
また、花火が打ちあがりました。
バーン、バーン、バーン、ババーン
中心から外へ向かって同心円状に勢いよく花が開いています。
赤い5つの花が重なりながら夜空に広がっています。
どうですか?
花火が見えました? - 真栄里
- おー、一応。
- RIE
- RIE、まだ、海洋博公園の花火を見に行ったことがないんです。
- 真栄里
- へ~、意外だな。
毎年行っているかと思ったが。 - RIE
- 意外でしょ?
今年は行きたいんです。 - 真栄里
- 行って来ればいいじゃん。
- RIE
- でも一人ではちょっと…。
- 真栄里
- じゃ、友達とでも行って来れば?
- RIE
- RIEの友達はみんな彼氏と行くそうです。
- 真栄里
- プっ、可哀想に。仲間はずれか。
- RIE
- RIE一人でも行けるんですけど、ただ、そうするとナンパされて困るんです。
- 真栄里
- ナンパされるんだ?
- RIE
- はい、きっと。
だから、護衛が必要です! - 真栄里
- 空手初段だろ?
- RIE
- そうですけど、大の大人複数を相手に勝つ自信まではありません。
- 真栄里
- ・・・
まぁ、それはそうだろう…。
だが、ナンパされるという前提がそもそも間違ってないか? - RIE
- そうかもしれませんけど、絶対にないと言い切れますか?
世の中に絶対はありますか?
RIEが心配じゃないんですか?
RIEのお父さんも「娘をお願いします。」と言ってましたよ。 - 真栄里
- ・・・。
な、なんなんだ、この会話は? - RIE
- 先生は、RIEが心配ですよね?
RIEに何かあったら、たぶんRIEのお父さん激怒します。 - 真栄里
- ま、まぁ心配だけど・・・。
- RIE
- RIEは花火大会に行きたい、先生は、RIEが心配。
なら話は簡単です。
RIEと一緒に花火大会へ行ってください。 - 真栄里
- え?
---次話へ続く---
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