永遠の命があったら・・・<行政書士ってナニ? 花火編>5
- RIE
- 頭をリフレッシュさせること、それが大切です。
なので、今日は法律や仕事の話はなしです。 - 真栄里
- ・・・OK!
- RIE
- 今日の予定は、お昼を現地の屋台で食べて、おやつも屋台で食べて、夕食も屋台です。
帰るのは花火を見てからですから、多分夜の10時くらいだと思います。 - 真栄里
- 遅っ!
っていうか、ご飯の話しかしてないけど? - RIE
- エネルギー補給は重要でしょ?
花火大会まで時間がありますので… - 真栄里
- 木陰か、クーラーのあるところで休んどこう。
- RIE
- まさか!!
それこそ時間の無駄です!
予定はRIEが作ってありますから、先生はそれに従ってください。
着いたら、まずはお昼御飯です。
少し休んだら、「ちゅら海水族館」に行きます。
だいたい、2時間位です。
その時点で、午後4時になっていると思います。
で、「オキちゃんショー」を見ます。
それから、花火大会の会場へ移動して場所の確保です。
いや、場所の確保は着いてからすぐにしましょう!
「オキちゃんショー」の後は、屋台でおやつと夕飯の確保をしておきます。
まぁ、こんな感じですね。 - 真栄里
- 適当じゃないか。
- RIE
- ないよりましでしょ?
予定立ててないと怒るじゃないですか、先生は。
A型すぎですよ?
人生予定通りにいかないものなんですから。 - 真栄里
- 何、悟ったようなことを…。
- RIE
- 流れに身を任せる、というのもいいんじゃないですか?
自分が置かれた場所で、精一杯花を咲かせましょう!みたいなこと言っている人が、そういえばいました。
とても良いことだと思います。
RIEだって、今の場所で一生懸命頑張ろうと思ってますから。 - 真栄里
- その話は俺も知ってる。
正しいかもしれんな。
だが、自分が置かれた場所から脱出したい人もいるんじゃないか? - RIE
- だから、そう思っている人にこそ、その話が大切なんじゃないですか?
- 真栄里
- 運命は変えられないから無駄にあがかないほうがいい、そのエネルギーは他に注ぐべきだ、という話にも思えるな。
- RIE
- それって駄目なんですか?
- 真栄里
- いや、ダメじゃないよ。
ただ、運命というのがあるとして、その運命に逆らいたいと思うのもまた人間だろうから。
たとえば、永遠の命が欲しいとか。 - RIE
- それはちょっと憧れます。
- 真栄里
- マジで?
考えただけでも恐ろしいだろ!
永遠の命があったら死にたくなるぞ! - RIE
- ??
なんですか、それ?
なぞなぞですか? - 真栄里
- 1980年代に、「Highlander(ハイランダー)」という映画があった。
首をはねられない限り死なない不死の者たちの話だ。
詳しい話は省くが、主人公は不死の者で、自分の愛する者は自分よりも必ず先に死ぬんだ。
愛する者の死を何度も何度も経験するんだぞ?
それでも永遠の命が欲しいか?
俺だったら絶対に嫌だ! - RIE
- …
なんで、そんな話に…。
なんか、ブルーになるじゃないですか…。
難しい話はなしってさっき言ったのに…。 - 真栄里
- いや、そうは言わなかったぞ?
「今日は法律や仕事の話はなし」
と言っていただけだ。 - RIE
- RIEが言いたかったのは、難しい話はなしで、バカっ話をする、ということだったんですけど…。
- 真栄里
- だが、
「今日は法律や仕事の話はなし」
としか言ってないだろ?
もし、RIEが思っていたようなことを言いたかったら、
「今日は法律や仕事のような難しい話はなし」
と言わないとダメだろ! - 心中(R)
- なんてめんどくさい人…
- RIE
- ちょっと先生のこと考え直そうかしら…。
- 真栄里
- 何?
聞こえないけど? - RIE
- …なんでもありません、独り言です。
しょうがないので、この話には付き合いますけど、次からは難しい話はなしですからね!
良いですね!! - 真栄里
- そういった話以外に何話すんだよ!
- RIE
- …
---次話へ続く---
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