甜菜<行政書士ってナニ? 花火編>6

RIE
先生みたいな人は合コンはダメですね!
間違いなく浮きます!
さよならです!
真栄里
うん、そうだろうな。

RIE
分かってはいるんですねぇ。
真栄里
そうだけど、それが何か??
RIE
ま、先生の場合は確信犯ですからしょうがないでしょうね。
そもそも合コンに行かないですもんね?
真栄里
そうだなぁ。
たしかに行ったことはないなぁ。
楽しいのか?
RIE
RIEに聞かれても、RIEだって行ったことないですから。
真栄里
あ、そうだったか。
じゃお互いさま、ということで。


とはいえ、俺は俺が楽しいと思う話しかしないぞ!
RIE
それは自分本位すぎでしょ?
先生は、クライアントにもそう言うんですか?
真栄里
はぁ…
何バカみたいなことを…。
もっとましな反論はないのか?


クライアントにそんなこと言うわけないだろ?
クライアントの依頼に応えるのが俺の仕事なのだから、当然にクライアントの依頼に全力で応えるよ、自分の好みとか信念とかは一切関係ない。
だが、RIEは俺のクライアントじゃない!
俺がここにいるのも単なるプライベートであって、仕事じゃない。
だから、俺は好きなことをする!
RIE
恐れながら申しあげます。
それは、先生おひとりでしたらそれで結構かと存じますが、ただいま、この車中には、先生以外に私が存在しております。
人が2人以上いるのですから、円滑なコミュニケーションをとる方法を検討した方がよろしいのではないかと存じますが?
真栄里
ぷっ(笑)
なんだその敬語!
しかも、内容からみるに、全然俺のこと恐れていないじゃないか!
どういった話がバカ話なのかは知らないが、ともかく、俺が面白いと思ったら話に付き合うし、そうじゃなかったら聞くだけだからな。
RIE
それで良いですよ。
話を聞いてくれるだけでも十分なんです。
別に先生がバカ話をすることを期待してませんから、RIEは。
真栄里
じゃ、これでコミュニケーションに関する合意は成立したな!
RIE

法律の話になってますよ?
どういう頭になってるんですか?
他に考えることはない?
不思議で不思議でなりません。
どう育つとそういう人になるのでしょう?
真栄里
それは俺をバカにしている?
バカ話をするというのは、俺がバカだという話をするということか?
そういう話をするということに合意した覚えはないが?
新たに合意を形成しないといけないけど?
RIE

あ~、合意の話はもういいです!
先に進みましょう。
先生はバカじゃありません、甜菜(てんさい)です。
真栄里
Geniusの天才か?
RIE

ともかく甜菜です。


ところで、

---次話へ続く---

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