書かれた文字がすべて<行政書士ってナニ? 論理編>法論理 2
論理
論理と翻訳
原文の論理を忠実に反映するのが翻訳だ。
特に、リーガル(法務)では、原文自体が緻密な論理に基づいて書かれているから、翻訳の際にも、その原文の論理を正確に訳文に反映させないといけなんだ。
意訳という名の下に論理的正確性を犠牲にしている訳文があるからな。
意訳と論理
一般の翻訳であれば、会話等の状況を加味して意訳することが良くある。
というかそれが翻訳だろう。
書かれた言葉、言われた言葉を文字通りには訳せずに、発話状況等を考慮して文字通りには訳さない意訳がベストな翻訳となることが多い。
enough
って知ってるか?
たとえば、兄弟喧嘩をしている子ども二人に向かって、親が、大きな声で
enough!
と言って兄弟喧嘩を止めた場合、どういう意味だ?
ってことですよね。
だが、多くの字幕では、
いい加減にしなさい!
とか
もうやめなさい!
とかと訳されていることが多い。
喧嘩をしている
親が大声出して止めてる
という状況から、「いい加減にしなさい!」とか「もうやめなさい!」とかになるわけだ。
最終性条項
書かれた文字がすべてだ。
契約書の中にも、この契約書に書いている以外の、口頭での約束とか前の覚書とかよりもこの契約書が優先する、という最終性条項 (Entire Agreement) があるからな。
それに意訳というのは、言葉の意味そのもの、その言葉が発せられた状況すべてを理解したうえでなせる技だ。
リーガルでそれをするとなると、かなりの専門知識を要することになるし、さらなる不自然な日本語になりかねない。
だから、原文を忠実に訳した方が良い。
読みやすく書くというのは難儀な仕事なんだよ。
どうせ、契約書の最終的な名宛人は、弁護士や裁判官といった専門家だから、わかりやすさよりも正確性を重視することになるんだよ。
意味あるんですかねぇ。
保険だって、契約する俺たちは、完全に内容を分かって保険契約を結んでいないはずだ。
約款とかになると字も細かくて読みにくいし、読んでも理解しがたいだろ?
でも保険には入るはずだ。
よくわかってないのに保険に入っているんだよ。
同じだな。
万が一があった時の保険として契約書を作る。
トレードオフ
両立できないものですか??
両立困難。
気まぐれで気が乗らないときの不機嫌さは手に負えないから嫌なんだけど、
甘えてきたときの可愛さには負けるんだよねぇ、
結局好きなんだよなぁ。
とかをさ、好き、と纏めるとわかりやすいんだろうが、不正確だろ?
好きという結論に至るその人の葛藤がわからないからな。
いや、
(爆傷)で大けがだ。
猫好きの人の猫の話だよ。
つまんない!
リーガル翻訳で「逆」や「裏」で翻訳して原文の論理を間違う人がいるからな。
良かれと思って意訳しているんだと思うけど、誤訳となっているから。
専門分野
RIEも専門分野を極めたいと思います。
RIEはサイコパスなんです!
えっと、それを言うならサイキックス (Psychics) ではないのかね、RIEよ。
サイコパスっていうのは、他人の感情を理解する能力に欠けた、社会的規範や法を破る傾向がある人物のことだぞ?
サイコパスと自認するのなら構わないが(笑)
サイキックスです!
もしRIEがサイコパスだったら人類皆サイコパスです!
先生なんかサイコパスの筆頭です!!
オリジナルズ サイコパスです。
最上位かつ原始のサイコパスですよ。
RIEは最下層のサイコパス!
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前回の記事もご一読いただけると幸いです。
リーガル翻訳で気を付けること<行政書士ってナニ? 論理編>法論理
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沖縄在住の特定行政書士、真栄里です。
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