約束をしたのに守らない男は多いですもんね、先生?<行政書士ってナニ? 夫婦間契約書編 5>終
- 真栄里
- ・・・RIEお前、本当に法学部か?
まあ、いいや。
訴訟では、当事者の言ったことを証拠に基づいて認定していくわけだ。
現状では誰の主張(言い分)が認められる? - RIE
- 証拠という点で言うと、夫婦間契約書は書面という証拠が残っていますから、まず、夫婦間契約が存在することは証拠により認定されると思います。
でも、夫は取り消すと言っただけのようですから証拠がない・・・ - 真栄里
- 取り消すと言っただけなら本当かどうか確かめるのが困難だろうな。
ということは、夫の言い分を認めることが困難になるな。 - RIE
- なるほど。
ということは、上の想定事例では夫の言い分は認められない可能性が高いということですね。 - 真栄里
- そうなる。
- RIE
- とすると、夫としては、いったん夫婦間契約書を作ってしまったら、取り消しをする際は口頭ではなく、何か書面でその事実を残しておく必要があるということですね。
- 真栄里
- そうだな。
しかし、どういう書面だったら良いのかね?
私も知らないけどさ。
日記という手もあるだろうけど、その場合、夫の日記と夫婦間契約書とで裁判官はどっちを信用するんだろう? - RIE
- そんなこと私に聞かれても・・・
でも、訴訟まで考えると夫婦間契約書を作っている方が有利ですね。
約束をしたのに守らない男は多いですもんね、先生? - 真栄里
- “ね、先生?”って言われても、俺は約束は守るし。
- RIE
- でも、この前のディナーで・・・
- 真栄里
- ちょっと、待てい。
何度も同じはなしをぶり返すんじゃない!
それは前回謝ったはずだ(・・・と思う)。
女性は、ことあるごとに同じミスを繰り返してくるんだよな。
どうにかならないものかね? - RIE
- 男とは違って記憶力が良いので!
- 真栄里
- それは違う。
ことあるごとに同じはなしをぶり返すからそのたびに記憶が強化されているだけだ。
記憶力なんて男と女で意味のある違いはない!(・・・はずだ) - RIE
- でもちゃんと約束を守らない男性に責任があるんじゃないですか?
- 真栄里
- 男だけの責任じゃないはずだ・・・きっと。
- RIE
- 先生、なんかさっきから断言しているのか、していないのか、よくわからないこと言ってますけど大丈夫ですか!
もっと男らしくビシッとしてください。 - 真栄里
- じゃ、RIEは女らしくお淑やかになるべきだ。
- RIE
- ナニを時代錯誤的なことを言っているんですか?
- 真栄里
- “女らしくあれ”と言われていい気はしないだろ?
そもそも、“女らしさ”とか“男らしさ”とかなんなのさ?
そういう考えがあるからいらない男女間の争いが生まれるとは思わないか? - RIE
- まぁ、そうかもしれませんね。
- 真栄里
- “女は家にいて家事をすべきだ”
“男は外へ出て仕事をすべきだ”
そういった考えがあるから生きにくい社会になっているんじゃないかな?
沖縄の離婚率が全国1位な原因もそこにあるかもな。 - RIE
- 先生って、進んだ考えを持っているんですね。
少し見直しました。 - 真栄里
- え、そう?
ちょっとかっこいい? - RIE
- (いや、かっこいいとまで言ってないけど・・・)
- 真栄里
- そうかぁ、かっこいいか。仕事ガンバろ。
- RIE
- 結局、男と女の社会的地位?というんですか、社会における男女の役割みたいな固定的な考えがなければ夫婦間の争いも減るってことですかね?
- 真栄里
- 良いこと言った!
俺もそう思うよ。
“男だから”とか
“女だから”とかがなければ、男も女ももっと素直になれて深い愛情で結ばれるだろうに・・・。 - RIE
- なんか、先生哲学者みたいです。深い感じがします、でも先生が愛を語るのは気持ち悪いです・・・
- 真栄里
- はぁ(怒)、おい・・・
- RIE
- じゃあ、先生お疲れ様でした。
また明日来ま~す!
--- 夫婦間契約書編 終わり ---
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