電子書籍化<行政書士ってナニ? 居酒屋編>2
- 真栄里
- 誰ですかって、そ、そりゃ依頼人だよ。
- RIE
- なんか今、一瞬止まった。
あやしい… - 真栄里
- あやしいわけない。
というか、あやしいと疑われる理由がない。 - RIE
- 女性の依頼人と会う話、RIE聞いてませんし…
- 真栄里
- 翻訳関係の依頼人だからRIEにはいちいち言わんし。
- RIE
- ふーん…
先生って秘密主義なんですね。
がっかりです。 - 真栄里
- なんだそれ?
RIEの業務に関係ないなぁ、と思って気を使っているのに、それか?
俺ががっかりだよ。 - RIE
- 足手まといなのかもしれないですけど、RIEだって先生の翻訳の仕事手伝ってるじゃないですか!
だったら翻訳関係の仕事の話もしてほしいです。
なんか心配です。
騙されていなかなぁとか… - 真栄里
- RIEに?
- RIE
- ち・が・い・ま・す・!!
- 真栄里
- 依頼人に失礼な奴だな。
心配するな。大丈夫だから。
まぁ、でも翻訳の仕事関係の話もRIEにするさ。
OK? - RIE
- オッケーです。
ありがとうございます!ところで、先生の秘密基地とか家って、本が多すぎだと思います。
そのうち、寝る場所もなくなりますよ? - 真栄里
- 別にいいじゃんか、寝る場所なくなったら本の上に寝るまでさ。
- RIE
- それは…だいぶ頭がおかしい…
整理しましょうよ。 - 真栄里
- 売らないよ!
- RIE
- 自炊するということです。
- 真栄里
- ご飯作るのめんどい…
- RIE
- 電子書籍化の自炊です。
- 真栄里
- あ~、それな。
い・や・だ・!!
電子書籍で本を読めるか!
本は紙と決まっているんだよ。 - RIE
- それはもう古いです。
- 真栄里
- 古くて結構!
絶対にアナログだ。
デジタル書籍なんて一覧性が悪すぎて読むに堪えん。 - RIE
- でも、デジタル化したら紙の本が減って、スペースが空きますよ?
- 真栄里
- 紙が良い。
本にはかならずラインを引くし、付箋もはるし。 - RIE
- 残念でした~、今は電子書籍でも同じことできるんです~~!
- 真栄里
- ふ~ん。
でも、一覧性がない!
付箋が本のどの位置にあるのか、
はじめか、
真ん中か、
終わりか、
とかでその本に何が書いてあったかを思い出しやすくなるんだよ。
それは絶対電子書籍にはできない。
それに電子書籍は電気がないと使えない。
バッテリーが切れてみ、読めんだろうが。 - RIE
- モバイルバッテリーというものがあるんで大丈夫です。
- 真栄里
- そういう問題じゃない。
- RIE
- いえ、今はそういう問題の話です。
電気がなくても使えないという話ですから。 - 真栄里
- ほぉ~、俺にケンカを売るわけか。
なるほど!
じゃ、そのモバイルバッテリーの電気がなくなったらどうするんだ?
モバイルバッテリーを充電するモバイルバッテリーが必要になるのか?
じゃ、そのモバイルバッテリーのモバイルバッテリーが電池切れになったらどうするんだ?
モバイルバッテリーのモバイルバッテリーのモバイルバッテリーの…となるだろ。
モバイルバッテリーだって、最終的には電気に頼っているだから電気がないと意味ないという意味で、電子書籍は電気がないと読めないと言ったんだよ。 - RIE
- うっわ、めんどくさい。
そんなこと言っているから、先生はまだ独身なんです! - 真栄里
- 独身じゃだめだという法律でもあるのか?
- RIE
- ないですよ!
RIEが言いたかったのは、だからもてないんですって話です。 - 真栄里
- だったら初めからそういえばいいんであって、意図したことを伝えない表現をするんじゃない!
- 心中(R)
- うわっ、さらにめんどくさい…
- RIE
- 怒ってもRIEには効きませんよ?
しっかし、先生って怒ると理屈で対抗してきますよねぇ。
面白いですね。
普通は無口なのに。 - 真栄里
- RIEがしょっちゅう怒らせるからだろうが。
---次話へ続く---
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