一問に１０分？いやはやありえない！＜行政書士 受験準備編 ３＞
- RIE
- 先生、おはようございます。
昨日はありがとうございました。
とても楽しかったです。 - 真栄里
- お・・・おはよう。
- RIE
- どうしたんですか？
体調悪そうですよ？ - 真栄里
- だってよ、『海洋博記念公園』に行って端からは端まで歩いて、『ちゅら海水族館』にも行って、
そこから見える「伊江島」に
“今から行く～”とか行って
伊江島に行き「伊江島タッチュー（城山）」（伊江島にある小高い岩山。約１７０メートル）に登るしよ。
事務ワークしかしてない俺にはきついっちゅうの！ - RIE
- 歩いて、登っただけじゃないですか。
私、“島草履では来ないでくださいね”って注意しましたよ！
それにメールで注意事項（“当日はアスレチックですので動きやすい服装でお願いします”）を送りました。
注意事項を聞かないで島草履できてサウナスーツみたいな服で来た先生が悪いと思いますけど・・・。
それに、「伊江島タッチュー」って山と言えるほどの高さはないですよ？ - 真栄里
- いやいや、見た目からして平地から明らかに空に突き出ているからあれは立派な山です。
沖縄の『富士山』といってもいいんです。 - RIE
- ナニ寝ぼけたこと言っているんですか？
体も頭も年ですかね？ - 真栄里
- とにかく、もうこりごりだ。
- RIE
- 体を動かすことも大事ですよ、先生！
私はお陰様で、ストレス解消してやる気が出てきました。
ありがとうございます。
また今日から、仕事も試験勉強も頑張ります。 - 真栄里
- （ふう、二日酔いよりきついなぁ）
勉強も頑張るということなので、早速だが”Everyday mini Test”はどう解いたんだ？ - RIE
- （ホント、早速なんだから）
もちろん一問目から順に解きましたよ。 - 真栄里
- 一問目はどうだった？
- RIE
- よく分かりませんでした。
- 真栄里
- そりゃそうだ。過去問の中でも難しい問題だからな。
分からなかった一問目をどうした？ - RIE
- 考えました。
- 真栄里
- 分からんのにな？
- RIE
- なんかうっすらと記憶にあったので一生懸命に思い出そうと頑張りました。
- 真栄里
- その努力は良い！
が、どのくらい考えたんだ？ - RIE
- え～と、１０分くらいですかね。
- 真栄里
- １０分？
一問に１０分もな？
いやはや、ありえないな！ - RIE
- 何でですか？
- 真栄里
- 行政書士試験の問題数と回答時間って知ってるか？
- RIE
- いえ、知りません。
- 真栄里
- だろうな。
行政書士試験の問題は全部で６０題
回答時間は３時間だ。 - RIE
- ６０問でたったの３時間？
- 真栄里
- そうだ。
１問平均何分で解かんといけないか？ - RIE
- え～と、１８０分で６０問ですから、一問３分です。
- 真栄里
- ということは？
- RIE
- 一問３分で解く計算になりますね。
- 真栄里
- しかも、その１８０分には、【記述式】問題３題を解く時間も含まれているんだ。
- RIE
- え～！そうなんですか？
【記述式】ということは手で書くわけですよね？ - 真栄里
- あたりまえだ。
Max４０字が３題だから合計１２０字だ。
それを手で書くだけでも時間がかかるが、回答を考えて４０字以内でまとめる作業も入ってくるから記述式１題を３分で解くことは困難だ。
ということは、他の択一問題の回答時間を３分よりも短くする必要が絶対にある。 - RIE
- 解かないという戦略はないんですか？
- 真栄里
- それはない。
まず、記述式の３題で合計６０点もあるんだ。
３００点満点のうちの５分の１も占める。
これを捨てるわけにはいかない。
というか、これができないと行政書士になった後に困る。 - RIE
- そうなんですか・・・
RIE敵を知らなすぎました。 - 真栄里
- 敵を知らなかったついでに言っておくと、行政書士試験は
法令等
一般知識等
でまず大きく分けられる。
その上で、
法令等には択一式と記述式がある。
択一式には５肢択一式と多肢選択式があるんだ。 - RIE
- え～と？
- 真栄里
- 図にするとこうなる。
- 真栄里
- 真栄里
- と、このようになるわけだ。
- RIE
- え～、足きり点もあるんですか～？
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