その一人が姓を劉、名を備、字を玄徳という<行政書士ってナニ? 遺産の一部分割編>4
裁判規範と行動規範の話です。
裁判規範は弁護士業務に妥当するから行政書士には関係なさそうですけど、どうして行政書士にも裁判規範が必要なんですか?
その一人が姓を劉、名を備、字を玄徳という。
かっこよく話してる感じですがどうしました?
関羽や張飛と”桃園の誓い”を結び生死を共にする宣言をした劉備は義勇軍を結成して少しは武勲を挙げて官吏に任命されたりしていたが、その地位も追われたりして流浪することになり、その際、後に敵となる曹操の下へ身を寄せたこともあった。
劉備さんは不登校児だったんですか?
・・・
アホか!
三国志で”とうえんのちかい”と言えば、”桃園の誓い”に決まっているだろうが!
なんで”桃園”が”登園”になるんだよ(怒)
曹操の下で、劉備はかなり気に入られ、左将軍にまでなっている。
ところが、その後、劉備は曹操と敵対することになり曹操に追われ再び流浪の旅に出ることになる。
拾ってくれて左将軍にまでしてくれた曹操を裏切るなんて。
その理由は軍師がいないことにあると悟った劉備は、知り合いから諸葛亮(姓を諸葛、名を亮、字を孔明というんだが)の俊才の噂を聞き、軍師として迎えるべく諸葛亮の盧を三度訪ねた(「三顧の礼」)。
それ以上言うな。
諸葛亮は、「天下三分の計」において、劉備が「蜀」の皇帝となることで、最終的に漢王朝の復活と天下統一を実現する策を劉備に示し、その後は、その策に基づいて天下統一へ向け劉備は紆余曲折はあるが、まぁ順調に動いていく。
軍師の諸葛亮という羅針盤を手に入れた劉備は、行き当たりばったりの戦から明確な方針をもった戦をすることができるようになり目標達成へ向け一歩一歩進んでいくことができるようになったんだ。
羅針盤の重要性がこの歴史でもわかる。
で、裁判規範の話だが、裁判規範というのは、行動規範創造の際の羅針盤の一つとなる規範なんだ。
なんの基準もなく参考事例もなくゼロから物事を創るというのはとても大変なことだ。
ゼロということは、羅針盤がないということだからな。
羅針盤なくしては進むべき方向がわからない。
選択肢が多いんですから。
なんでだろう?
それは、店で売っているジュースの種類が多すぎてどれを買っていいのかわからない…ということだったそうだ。
統一以前は、東側では、ジュースは数種類だったから迷う余地がなかったんだな。
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選択肢が多いほど自由という理解が一般的だが、人間の情報処理能力はたかが知れているから、選択肢が多いと検討すべき情報が多くなりすぎて結局買うべきジュースを選べないというわけだ。
迷いすぎて選べないんだな。
自由が不自由になってしまうという…
たしか、携帯料金の体系とかもそうですよね。
なんパターンもあると、じゃどれが自分には最適なのか?の判断がつかない。
せいぜい、3パターンですね。
行動規範を創造する場合も同じで、裁判規範を羅針盤の一つとすることが行動規範の円滑な創設につながるというわけだ。
だから、裁判規範が行政書士にとっても重要なんだ。
だから一部分割の許容性(907条2項ただし書)とかの話をしているんですね!
---次話へ続く---
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沖縄在住の特定行政書士、真栄里です。
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