それまで誰と交渉していたの?<行政書士ってナニ? 保険金請求編>6
- RIE
- その本の該当部分をコピーして、そして「交通事故証明書」も用意して年明けに相手方の代理人とまた会ったんですよ。
そして、この本のコピーを見せたんです。
そしたら何と言ったと思います? - 真栄里
- さあ?
- RIE
- ”警察や裁判所はそうかもしれませんが、保険会社は違います”
と言い切ったんです! - 真栄里
- えっ!
そりゃまた・・・開いた口がふさがらないな。 - RIE
- でしょ?
保険会社には保険会社のやり方があるそうです。 - 真栄里
- へぇ~。
- RIE
- いや、先生、ここは感心する部分じゃないですよ!
怒る部分です(≧ヘ≦) - 真栄里
- そりゃそうだな。
- RIE
- そこで、RIEこう言ったんです。
”だったら、その保険会社の基準とやらを書面にして見せてください”って。 - 真栄里
- 凄いな!
見事な喧嘩っぷりだ。
もうこれは”姉御”と呼ぶしかない! - RIE
- そんなちゃかしは要りません!
とにかく、内部基準があるならそれをもってきてRIEに見せてくれ、と言ってやりました。
そしたら、
”なるほど、分かりました”と言ったので、その日は帰りました。 - 真栄里
- じゃ、次に会う日には解決しそうだな。
- RIE
- と思うでしょ?
ですが・・・ - 真栄里
- ま、まだ続くの?
- RIE
- まだ続くんです。
次回会ったときも何の資料も持ってこなかったんですよ! - 真栄里
- えっ( ゚ ▽ ゚ ;)
何で? - RIE
- いや、それRIEの方が知りたいです。
ただ、どうやら相手方から、”俺は後ろからぶつけられたんだから全く悪くない、この事故で保険を使ったら保険の掛け金が上がるから、とにかく相手から損害金を取ってきてくれ”と言われたそうなんです。 - 真栄里
- ん?
ちょっと待て!
今、”保険を使ったら保険の掛け金が上がるから”って言った? - RIE
- そう、そうこなんです。さすが先生です。
良く気がつきましたね。 - 真栄里
- えっ?
RIE、それまで誰と交渉していたの? - RIE
- そうなりますよね?
RIEも思わず、”あなたは誰ですか?”ってマジ顔で聞いちゃいましたよ。 - 真栄里
- そしたら?
- RIE
- そしたら、相手方からこの事故の処理を個人的に依頼された者ですって言うんです。
- 真栄里
- 保険会社の人じゃなかったと?
- RIE
- いえいえ、ここが複雑なんですが、その代理人という人は、自身が保険代理店を経営している方なんです。
ただ、この事故で相手方が加入している保険会社の人じゃなかったんです。 - 真栄里
- はぁ?
じゃあ、なんなんだよ? - RIE
- 相手方と個人的な知り合いだったので、保険に詳しいその代理人に個人的にRIEから損害金を取ってくるように依頼された、ということでした。
- 真栄里
- ややこいなぁ!
ということは、RIEはずっと、保険会社とじゃなくて、相手方の個人的な代理人と交渉していたということだ? - RIE
- はい・・・
- 真栄里
- なんという時間の無駄!
- RIE
- ですよね。
もうショックでした。
だからこう言ってやりました。
”保険会社に頼め”(心の中で)
実際には、”保険会社に頼むように相手方に伝えてください”って笑顔でやさしく言いました。
---次話へ続く---
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
日頃からのご支援、誠にありがとうございます。
少しでも多くの方に読んでいただきたく、下記2つのブログに参加しております。
何か感じるものがございましたら、クリックをお願いいたします。
お手数をお掛けしまして申し訳ありません。ありがとうございました。