売られたケンカは買いますよ!<行政書士ってナニ? 保険金請求編>9

真栄里
で、相手の見積書は?
RIE
もらいましたよ。
でも、初めRIEがもらった見積書の2倍になっていました。
初めの見積書は、RIEの損害額の約半分だったのに、2回目の見積書はRIEと同じ額に・・・

真栄里
うん、まあ良くあることだ。
RIE
なんか嫌ですね。
しかも、事故から4ヶ月以上もたってからRIEのバイクの損害状況を見に来たんですよ!
真栄里
おそっ!
でも保険会社と交渉し始めたのが、事故から4ヶ月以上経ってからだからしょうがないな。
RIE
相手方に(怒)です。
しょうがないですけど・・・
保険会社にRIEのバイクの状況を見てもらって見積書と比べてもらいました。
”たしかにそれくらいはかかりますね”ということで保険会社には納得してもらえましたけどね。
でも、相手方は不満だったようですね。
そこは保険会社が納得させたようです。
真栄里
保険会社は大変だよな。
RIE
い~え、彼らは仕事です。
今回一番大変だったのはRIEです。
真栄里
それはそうだな。
RIE
相手方の損害額についてもRIEは認めることにしました。
過失割合の交渉で巻き返すんだ~と強く思いながら。
真栄里
50:50からのスタートだったな。
RIE
RIEはバイクだし、相手方が信号もないところでサインも出さずに急に左折したことが事故の原因なんですから、絶対に相手方の過失割合がRIEよりも高くないと訴訟も辞さないと強く思ってたんです。
真栄里
えっ?そこまで?
訴訟って大変だよ。
たった12万円で訴訟したら赤字だろ~よ。
RIE
弁護士に頼んだらそうでしょうけど、訴訟って自分でできるんですよね?
真栄里
そりゃできるけどさぁ、普通自分で訴訟なんてしないよ。難しいから。
RIE
そこは裁判所に助けて貰いながら・・・
とにかく、それくらいの心意気だったということです。
真栄里
それは凄い心意気だ、RIEらしいな。
RIE
売られたケンカは買いますよ!(相手によりますけどね)
ということで、RIEの提示割合は、
RIE:相手方=1:9
でした。
真栄里
強気だな。
RIE
それはそうですよ。
あの事故は、後ろからの追突ではなく、実質的には巻き込みなんですから。
後ろからぶつかってきたからといって常に後ろが悪いわけはないんだぞ!というのを思い知らせてやらないと!
真栄里
怖いなぁ。

---次話へ続く---

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