映画の「タイタニック」見たか?<行政書士ってナニ? 遺産の一部分割編>2
じゃあ、遺産の一部分割協議書はどう書けば良いんですか?
話が長くなりそうですから…
あのな、結論を教えてもらうだけで仕事ができると思ったらダメだ。
見たか?
で、「タイタニック」の主人公は(親から政略結婚を強制されている上流階級の)ローズと画家志望で平民のジャックだよな。
セリーヌ・ディオンの[My Heart Will Go On]なんて映像と合っていてとても感動しますよねぇ。
RIEもあんな恋をしたいなぁ…
相手が必要です。
先生相手でも良いですか!
船なんて乗るわけない、泳げないし。
水中では息ができないから嫌なんだ。
まぁ、先生が水が怖い、ということはみんなには黙っておきますよ(^○^)
で、「タイタニック」がどうしました?
有名な事故ですね。
2224名の乗客のうちの1513名が死亡した。実に68%の死亡率だ。
100名中68人が死亡…
かなり悲惨な事故だった。
ご冥福をお祈りします。
あ、ちなみに、1912年の日本では何が起こっていたかというと、3月には、天皇機関説を主張する美濃部達吉と天皇主権説を主張する上杉慎吉の間で天皇の地位をめぐる論争が起こっている。法学部なら知ってるだろ?
先生は何歳ですか?(笑)
っておい!
まだまだ生まれてない!親すら生まれていない。
明日は沖縄でも雪…
他には、7月には、スウェーデンストックホルムオリンピックのマラソン日本代表の金栗四三さんが、正式ゴール時間54年8ヶ月6日5時間32分03秒の記録を残すこととなったマラソンがあった年だ。
どこをどう走ったら半世紀以上もかかるんですか?
もしや先生みたいに方向音痴で54年も迷子になって…ってことですかね?
まず、俺は方向音痴ではない。方向や道に全く興味がないだけだ。
それから金栗さんは、レース中に倒れて一般家庭に介抱されたが、棄権の意思表示をしなかったため、行方不明扱いとなったことが事の発端だ。
ん?
ところで映画タイタニックから史実のタイタニック、天皇機関説、マラソンの話をしていますけど、何が言いたいんですか?脱線しすぎて本線がなんだったか忘れましたけど?
1912年4月14日から15日にかけてタイタニック号は沈没したんだが、その日の海面は完全に鎮まっていて波ひとつ立っていなかったらしい。だから氷山の手がかりになるような兆候がなかったらしい。
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ところが、4月14日には、立て続けに6件もの氷山ありとの警告がタイタニック号にも寄せられていた。全部の警告が船長に届いたわけではなかったが、2件は船長の耳にも入っていた。
だが、タイタニック号はほとんど減速することなく、最高速度(44km/h)に近い41km/hの高速で航行していた。
で、前方に氷山を見つけた時にはもう遅かった。
正面衝突は避けたが、船の右舷を氷山に擦ったことで船体が損傷し浸水して2時間40分後に沈没したんだ。
映画では、船内への浸水を防ぐために部屋の防水扉を閉めたので、防水扉内に閉じ込められて船内で溺死した人も描かれていました。
海面に氷山が出ているのが見えれば素人だってヤバい、とわかる。
だが、専門家は素人とは違って素人には見えない危険が見えるし、見えないといけない。
海面上に氷山が見えなくても、氷山ありとの警告を事前に受けているのだから速度を落としながら慎重に航行しなければならない。
行政書士は、「的確な法律判断に基づき、説明及び助言をしなければならない。」(行政書士倫理2条)のだから、慎重に依頼者に最適の解決を提示しないといけない。
そのためには、的確な法律知識を仕入れておかないと。
相談を受けるたびに他の人に相談しないと仕事ができないというのは専門家としてあるまじきことだ!
---次話へ続く---
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沖縄在住の特定行政書士、真栄里です。
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