質問力<行政書士ってナニ? 遺産の一部分割編>6・終
知らんのか?
母ヤギが街へ出かけることになり、7匹の子ヤギ達に「誰が来てもドアを開けてはダメですよ」と注意して家を出ました。
それを見ていたオオカミは、子ヤギしかいない家に行き、「お母さんですよ」と言ったが、ガラガラ声なのですぐにオオカミとバレた。そこでオオカミはチョークを食べて声を変えたが、「足を見せてよ」と聞かれて黒い足を見せたらオオカミだとバレた。さらにオオカミは小麦粉を足に塗って子ヤギ達の家へ行き、ドアの隙間から白い足を見せると、子ヤギ達は、お母さんだ、と喜んでドアを開けた。
でも実はオオカミで末っ子を除き皆食べられるという…
話だったと思います。
その話が、事実関係を把握するコツとどう関係するんですか?
じゃ、どうすればオオカミがお母さんじゃないと見破ることができた?
好きな食べ物とか?
そういった質問をしないで、”声”と、”白く塗った足”だけでお母さんと信じた子ヤギたちの質問が甘かったんだ。
童話なんですから。
大人気ないですよ!
そんなこと言う子がいたら可愛くありません!
要は、子ヤギたちは、きちんとした方針に基づいて適切な質問をしていれば、オオカミと見破ることができたはずだ、ということを俺は言いたいんだ。
話がいまいち見えません!
”きちんとした方針”に基づく”適切な質問”をする力、つまり「質問力」がないと必要な事実は見えてこないということが言いたいんだよ。
話が遠いんですよ。
少しは感謝してもらいたい(怒)
良い傾向です!
それはさておき、つまり、行政書士には「質問力」が必要だということですね。
で、その「質問力」というのは、”きちんとした方針に基づく適切な”質問じゃないとだめだ。
無闇に質問をすれば良いというものではない。
法的知識の裏付けをもった質問でないと事実関係が判明しない。
朝起きてから1日の出来事を時系列で言われても何も判明しない。
そういう話を聞かされる身にもなってみろ!
思い当たる節があるなら直せ。
思い当たる節はないので、直す必要はありません!
さらに図示すればこうなる。
相続法という法的知識に基づいて矢印のような適切な質問をすることで必要な事実を見つけていくのが、我々専門家だ。
単に井戸端会議をしておけば良いわけじゃないんだ。
井戸端会議で良いこと思いついたりしますからね!
気がつかなかった先生への文句とか!
---終---
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沖縄在住の特定行政書士、真栄里です。
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