本当にある人が社長の右腕であったかは当事者の言い分だけではなく、客観的な資料で認定しないといけない!<行政書士ってナニ?経管に“準ずる”地位編 6>【真栄里孝也 行政書士事務所】in沖縄
- RIE
- 先生の冗談は“布団がふっとんだ”レベルですよ。
- 真栄里
- ・・・
いや、俺は滅多に冗談言わんから・・・ - RIE
- 冗談を言う回数なんて全く関係ありません!
問題は、冗談が面白いかどうかです!
その点、先生は一貫して面白くない(怒)。 - 真栄里
- あ~・・・
ま、冗談のセンスはどっちもどっちということで・・・
ところで、“担保”というのはだな・・・ - RIE
- (またごまかしてる・・・)
- 真栄里
- “担保”っていうのは、
将来生じる可能性がある不利益を補うことを保証することだ。 - RIE
- つまりは、“保証”ということですか?
- 真栄里
- そういうこと。
- RIE
- 何を保証するんですかね?
- 真栄里
- それは、保証されるものだよ。
- RIE
- はぁ?
余計に分からないじゃないですか! - 真栄里
- RIEでも分かりやすい例で言うと、
RIEが私から1万円を借りました。
私はRIEがちゃんと1万円を返してくれるか不安で不安でたまりません。 - RIE
- ちょ、ちょっと(怒)
RIEが浪費家みたいな言いぐさやめてくださいよ。 - 真栄里
- まぁ、まぁ、これはあくまでも架空の設定だから。
で、私は、RIEが1万円を返してくれない場合でも損をしないように、1万円を補ってくれるものを担保に取ろうと考えました。
そこで私が目をつけたのは、RIEがいつも大切にしているエルメルだかヘルメスだかのブランドっぽいバッグです。
このバッグを担保として私はRIEに1万円を貸すことにしました。
そのエルメルだかヘルメスだかのブランドっぽいバッグが“担保”になるわけ。
分かった? - RIE
- え~と、色々と間違いがあります。
まず、“HERMES”はフランスのれっきとしたブランドです。
名前は“エルメス”です。
フランス語はHを発音しないんですよ。
知ってました?
だから、ホタル(HOTARU)はオタル(小樽)になるんです。 - 真栄里
- へぇ~、そうなんだ。
RIEもトリビアねたを持ってたんだ。 - RIE
- そんなことよりも、RIEのエルメスでは担保として強力すぎます。
RIEのバッグは1万円どころの値段ではないんですよ? - 真栄里
- まぁ、まぁ、とにかく“担保”というものはそういうものなんだよ。
で、人的担保というのは、人的な保証という意味だ。
経管で言うと、会社経営の適正を人的に保証するのが“経管”という地位ということになる。
そうすると、その“経管”の地位に就く人が本当に会社経営全般に関与したか、つまりは社長の右腕であったからはとても重要なことになるよな? - RIE
- そうなりますね。
- 真栄里
- そうすると、本当にある人が社長の右腕であったかは当事者の言い分だけではなく、客観的な資料で認定しないといけないよな?
- RIE
- たしかにそうですね。
- 真栄里
- だから、客観的な資料として文書等を役所に提出する必要があるんだ。
- RIE
- どういった文書が必要になるんですか?
- 真栄里
- それはそれは沢山の文書だよ!
---次話へ続く---
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