感情丸出し<行政書士ってナニ? 建前編>

RIE
先生、契約書のチェックをしたんですけど、先生の最終チェックをお願いします。
真栄里
RIE
先生、聞いてます?
真栄里
RIE
なんか、今日機嫌悪いですね、声かけても反応ないし。
どうしたんですか?

真栄里
「大人」って何だと思うか?
RIE
大人?
そりゃお酒が飲める、ということかと。
真栄里
それは表面的なこと。
そうじゃなくて、内面のことだ。
RIE
う~ん…
穏やかに対応すること?
真栄里
まぁ、外れてはいない。
俺が思うに、理性的に対応することが「大人」ってことだろう。
RIE
たしかに。
感情で対応するのは子供の典型ですもんね。
真栄里
理性的に対応するということは、建前を尊重するということだ。
大人の社会は、建前で動いていく。
RIE
でも、大人とはいえ、感情がありますから好き嫌いが根本にありますよね?
感情は無視するんですか?
真栄里
もちろん、大人だって人間だから感情がある。感情を消すことはできない。
だが、感情を表に出しては大人失格だ。
理性的に建前に従って行動するのが大人だ。
RIE
それは難しくないですか?
そんな大人います?
真栄里
難しいな、たしかに。
だが、そもそも立憲主義がそういった考えに立っている。
「公私二分論」だ。
個人的な意見をそのまま公共に出すのではなく、公共の議論に耐えうる理由付けをして議論・討論をすることを憲法は期待している。
RIE
何があったんです?
前からそういう話は聞いていますけど。
真栄里
あることで、
“正論だけど無理”
と言われたんだよ。
RIE
なるほど。
理屈はわかるが無理と…。
真栄里
正論と認めたのならそれに従うのが筋だ。
個人的な事情で無理だと言っているのはわかるが、正論と認めたのなら個人的事情をなんとか調整しないといけないのが大人だ。
“正論だけど無理”
というのは、正しいけどしたくない、という感情を言っているだけにすぎない。
RIE
現実的には無理なことを先生が言ったんじゃないです?
真栄里
他の方はしていることなんだからそれはない。
もし、現実的には無理なら正論とはならない。不可能を強いることはできないからな。
RIE
まぁそうですね。
じゃ、言われた人にとっては無理なことを言われた場合はどうすればいいんですか?
真栄里
正論と認めた時点で、その正論に従って行動すべきなんだから、もし、無理だと思うのなら、俺が言っているのが正論ではないと反論すべきだ。
RIE
めんどくさいですね…
真栄里
そのめんどくささができないなら社会は感情と感情の対立となって今よりもひどい社会になるぞ。
感情の表出は私的空間で存分にしてもらえばいい。
公共空間では、感情は抑えて理性的に正論で動く。
RIE
いばらの道の気が。
真栄里
いばらでも進まざるを得ない。
理性的な反論ができるだけの訓練をしないといけない。
RIE
RIEにはできない…。


あ、でも、先生がいるから大丈夫です!
真栄里
自分のことは自分でしろよ?
RIE
公私ともにパートナーですから助っ人頼みます!
真栄里
嫌だ!
RIE
“嫌だ”って…
感情丸出しじゃないですか!
大人の対応をしてくださいよ。
真栄里
ここは私的空間だ。公共空間じゃないから感情丸出しで良いんだ!
RIE
なにそれ…
RIEには感情丸出しって。


は!それってRIEには気を許しているという証拠?
RIEを信頼しているっていう証拠?
つまりは、RIEを好きっていう証拠?
真栄里
その論理は意味が分からん。
そんなことしてるより早く仕事しろ!
俺の邪魔するな。

---終---

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