スティーブ・ジョブズI, II翻訳者<行政書士ってナニ? 語らう会>井口耕二氏と(1)
なんといっても、あの「井口耕二」さんが沖縄にいらしていたもんな。
それは俺だろうが(怒)!
そういうことはさておき、
井口さんは、スティーブ・ジョブズの評伝「スティーブ・ジョブズI, II」の翻訳者ですよね?
講談社から出版されている、
「スティーブ・ジョブズ I」
「スティーブ・ジョブズ II」
も井口さんが翻訳している。
スティーブ・ジョブズに関する他の書籍等も翻訳されている。
翻訳業界では超有名人だ。
井口さんだって、50代前半から始めたらしいじゃないですか。
先生はまだギリで40代ですから、全然遅くない!
ハマると困るし。
ハマるとそれを中心に義務感で動いてしまうから精神的に辛くなる。
ウェイトトレーニングだって義務感・恐怖感から完全に止めるまで10年かかったからな。
そんな恐怖感って先生だけでしょ?
鍛えている人は多かれ少なかれそういう感情を持っているかもしれんよ。
ま、俺は引退したから。
それって褒めてますか?
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あ、ところで、どうして先生ごときが井口さんをご存知なんですか?
“ごとき”と
“ご存知”
がなぜ一文に共存しているんだ?
馬鹿にしているのか?
尊敬しているのか?
沖縄の翻訳者が第一線の翻訳者に出会うことを想像するのは難しい。
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2016年11月にJTFの翻訳祭で出会ってから早くも5年が過ぎてしましった。
あの時以降、翻訳祭に参加できてないからな。行政書士業務と被ったり、新型コロナウィルスの影響があったりで。
行く時はRIEも行きたいです。
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あ、翻訳業界の話とか面白かったな!
要するに、個人翻訳者をどう保護していくのか?ということでしたね。
いくら会社があっても、実際に翻訳をするのは人間なんだから。
身体や頭脳を有しない法人が身体や頭脳を有する自然人に取って代わることはできん。
どの業界もそうだけど、最後は人間だからな。
翻訳工程には大きく2つの工程がある。
1 翻訳
2 チェック
今まではどちらも人間がしてきた。
しかし、機械翻訳の登場で、1の翻訳を機械がする場合が出てきた。
楽になるんじゃないですか?
より難しくなる。
でも、精度95%とかいって宣伝しているじゃないですか?
それなら残り5%を人間がチェックすれば良いだけだから楽そうですよ?
そこは数字のトリックなんだよ。
残り5%が文意に大きな違いをもたらすことがあるんだ。
英語の実際の文を例にすると…
別のサイトで存分に書いてください。
何か他の例でお願いします!
他の例ねぇ。
あ、そうだ。スマホの人口カバー率98%とかあるだろ?
あれも機械翻訳で用いられている数字と同じで数字のトリックだ。
人口カバー率では、たとえば、A市が圏内であれば人口カバー率にカウントされるわけだが、A市が圏内かどうかの判定基準は、A市の本庁舎および支所に電波が届くかどうかということになっている。
A市の本庁舎と各支所に電波が届けばA市全体が圏内にあるということですね。
だけど、A市に住んでいる人全員のスマホに電波が届くことをこの人口カバー率という数字は表していないんだ。
A市は、圏内なんですよね?
だが、A市の本庁舎と各支所には電波が届いているのだからA市は全体として圏内になるっていうのが「人口カバー率」の中身なんだ。
ということは、A市が圏内だからといって、A市内すべての場所で電波が届くとは限らないということなんですね。
それと機械翻訳も同じだ。95%の精度があるといっても、残り5%が翻訳の良し悪しを決めることがあるにもかかわらずその5%は大したことはない誤差だと受け取られがちだからな。
というか、そう誤解してもらうように誤導していると言っても良いくらいだ。
文においては、すべての単語が同じ価値を有しているわけじゃない。重みのある単語というものがあるんだ。
主語、動詞、肯定否定、頻度、程度などは文意にとってとても重要だ。
特に、肯定否定なんかを間違ったら意味が180°変わるわけだから大問題だ。
100語の中のたった1語だとすると、その1語を間違っていても99%の精度ということになるが、たった1語の1%で文意が真逆になるという誤訳が機械翻訳では起こる。
数字上の1%の単語の重みが量的な1%と等価だとはいえない場合があるのが文だ。
要するに、
量的な1%≠意味的な1%
ということだ。
量的な1%を意味的な1%と同視させるように宣伝しているのが今の機械翻訳の実態だ。
怖くないか?
機械翻訳の結果が当たっているかRIEは判断できないし。
ときおり怪しいぞ。
RIEの日本語能力は折り紙付きです!
そんなことよりも、機械翻訳のチェックはどう大変なんですか?
---次話へ続く---
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沖縄在住の特定行政書士、真栄里です。
特定行政書士や行政書士の仕事について少しでも多くの方に理解していただきたく、下記のブログに参加しております。
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