ほどほどの翻訳で良いから安くして<行政書士ってナニ? 語らう会>井口耕二氏と(2)

真栄里
どう大変かって?
めちゃ大変さ(笑)

RIE
どう、めちゃ大変なんですか??
「大変」というのも評価で、「めちゃ」も評価なんですから、評価に評価を足してもさっぱり分かりません!
真栄里
あはは(笑)
もっともだ。
要は、翻訳のチェッカーに負担をかけすぎるということだ。
ひどいと翻訳のやり直し、ということになりかねない。
RIE
95%の精度を謳っていても、残り5%が意味的な5%とは言えないということと関係するんですね?
真栄里
そういうこと。
人間が翻訳した場合、あるところで誤訳になっている場合、他の同じ部分では同じ間違いをするものなんだ。つまり人間の場合、間違いが一貫している。
ところが、機械翻訳にはそういった一貫性がない。ここでは間違いだが、別の同じ部分では当たっているということがよく起こる。
そうすると、チェックする側の負担は一気に増える。
RIE
人間の翻訳の場合だって、間違いが一貫していない場合だってあるんじゃないですか?
真栄里
プロの翻訳者であればそれは考えにくい。
あえて、前とは別の訳をする必要があることも否定はできないが、原則、同じ文は同じ訳にすることに細心の注意を払うのがプロの翻訳者だ。
機械翻訳にはその一貫性がないからチェックにかなり時間がかかる。
チェックというのは、原文に対する信頼性がある程度ないとできない。
一般的に誤字脱字や明白な誤訳を修正するのがチェッカーの役割だ。
明白な誤訳ではない限り、訳文の言い回しをまるごと変更するようなことはしない。
それをしたら翻訳になるから。
RIE
あ、そうなんですね。
翻訳とチェックの役割分担がちゃんとあるんですね。
真栄里
境界が微妙なこともあるけどな。
だが、機械翻訳だと、前も言ったように信用ならん。
流暢な翻訳になっているが、よく見ると不正確とかがよくある。機械翻訳は、どうも正確性よりも流暢さに重点を置いているように思える。
流暢だが不正確というのはプロの翻訳者にはない。
正確性は確保した上での流暢さであって、その逆であってはならないんだ。
RIE
まぁ、分かります。原文に書いていないことを流暢に言われてもそれは創作になりますからね。
真栄里
だな。
となると、機械翻訳は、頭から疑ってチェックをしていかないといけなくなるからチェッカーの負担が大きくなるんだ。
その分、チェック料金を増やすのならまだしも、それはないのがほとんどだろう。
となると、実質的にチェッカーの経済的・時間的損失が大きくなる。
これまでと同じ料金でこれまで以上の時間がかかるわけだから。
RIE
そうなったら目も当てられませんね…。
チェック料金で、機械翻訳のチェックという名目の下、実質的に翻訳をさせるということになりかねませんよね?
真栄里
そうなるな。
RIE
でも、もらう料金の範囲内でチェックをすればいいんじゃないですか?
真栄里
そういう考え方もあるし、そうしているという方もいるようだ。
もらう料金に応じて翻訳の質を変えています、と明言される方もいる。
RIE
それがプロな気もします。
真栄里
たとえば、スマホとかには、下位モデル、上位モデルなどがあって、レベルに応じて値段が違うからそれと同じにすればいいじゃないか、というのもよくわかる。
だけど、この仕事は8割の翻訳(チェック)で、6割の翻訳(チェック)でってできんよ。
たとえば、誤訳を見つけたとして、今回の仕事は6割の翻訳(チェック)だからその誤訳は直さんどこーってできん。見つけた以上は直す。
ということは、料金に応じた訳文(チェック)の品質を変えるということは困難なんだ。
RIE
見つけちゃった以上は、直しますよね、当然。
真栄里
そう。
だから安い料金であっても品質を落とせない翻訳者が多いんだ。
そこにつけ込んで安い料金で実質的に翻訳をさせるブラック会社もあったりするようだから要注意なんだよ。
依頼者の中には、ほどほどの翻訳で良いから安くして、と無茶を言う方もいるらしい。
でも、それって、
長袖の洋服をさ、レジに持っていって、店員に半袖の長さに切ってください、その分、値段を安くしてくださいって言ってるようなもんなんだよ。
RIE
あー、なるほどぉ〜〜。
それは無茶な依頼だ。
真栄里
依頼者の方の翻訳に対する理解も必要だし、我々翻訳者も翻訳のことを理解してもらえるよう外に向けて発信しないといけないな。
RIE
相互理解が必要ですね。
あ、そうだ、井口さん、今年11月にツール・ド・沖縄が開催される場合は沖縄にまた来るそうですね。
真栄里
だな。
そしたらまた語らう会の特別版だ。
多分名護だな。
RIE
あ、じゃ、名護のウチナー料理屋さん探しましょ。
そうだ、金曜日の仕事終わりに名護にあるウチナー料理店を探しがてら味のチェックに行きましょ。
名護市街で純沖縄の食堂があるらしいです、今はめっきり少なくなってきましたけど。
そこに行きましょ!
真栄里
いや、ちょっと遠いだろ。
RIE
大丈夫です。
名護にも宿泊施設がたくさんありますから、その日は名護に泊まれば良いんですよ!!
真栄里
だったら、車別々で行こうな(笑)
RIEは名護に泊まれば良いさぁ。
RIE
ひどい(怒)
女子を一人にするんですか??
真栄里
俺はその日に家に帰る。
一緒に帰らないのなら一人で泊まるしかないだろ?
RIE
たまには環境を変えて泊まりましょうよ〜〜。
真栄里
俺は枕が変わると眠れないタイプだ。
というかホテルの枕は柔らかすぎる。もっと硬くて高さがあるのじゃないと眠りにくい。
RIE
じゃあ、家の枕を持参すれば良いでしょう??
それで問題は解決です!
ということで名護に泊まりましょ。
名護工場で作られたオリオンビール飲みますよ〜〜。那覇で飲むより美味しいらしいです。楽しみ〜〜!!

---終---

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沖縄在住の特定行政書士、真栄里です。
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