ほどほどの翻訳で良いから安くして<行政書士ってナニ? 語らう会>井口耕二氏と(2)
めちゃ大変さ(笑)
「大変」というのも評価で、「めちゃ」も評価なんですから、評価に評価を足してもさっぱり分かりません!
もっともだ。
要は、翻訳のチェッカーに負担をかけすぎるということだ。
ひどいと翻訳のやり直し、ということになりかねない。
人間が翻訳した場合、あるところで誤訳になっている場合、他の同じ部分では同じ間違いをするものなんだ。つまり人間の場合、間違いが一貫している。
ところが、機械翻訳にはそういった一貫性がない。ここでは間違いだが、別の同じ部分では当たっているということがよく起こる。
そうすると、チェックする側の負担は一気に増える。
あえて、前とは別の訳をする必要があることも否定はできないが、原則、同じ文は同じ訳にすることに細心の注意を払うのがプロの翻訳者だ。
機械翻訳にはその一貫性がないからチェックにかなり時間がかかる。
チェックというのは、原文に対する信頼性がある程度ないとできない。
一般的に誤字脱字や明白な誤訳を修正するのがチェッカーの役割だ。
明白な誤訳ではない限り、訳文の言い回しをまるごと変更するようなことはしない。
それをしたら翻訳になるから。
翻訳とチェックの役割分担がちゃんとあるんですね。
だが、機械翻訳だと、前も言ったように信用ならん。
流暢な翻訳になっているが、よく見ると不正確とかがよくある。機械翻訳は、どうも正確性よりも流暢さに重点を置いているように思える。
流暢だが不正確というのはプロの翻訳者にはない。
正確性は確保した上での流暢さであって、その逆であってはならないんだ。
となると、機械翻訳は、頭から疑ってチェックをしていかないといけなくなるからチェッカーの負担が大きくなるんだ。
その分、チェック料金を増やすのならまだしも、それはないのがほとんどだろう。
となると、実質的にチェッカーの経済的・時間的損失が大きくなる。
これまでと同じ料金でこれまで以上の時間がかかるわけだから。
チェック料金で、機械翻訳のチェックという名目の下、実質的に翻訳をさせるということになりかねませんよね?
もらう料金に応じて翻訳の質を変えています、と明言される方もいる。
だけど、この仕事は8割の翻訳(チェック)で、6割の翻訳(チェック)でってできんよ。
たとえば、誤訳を見つけたとして、今回の仕事は6割の翻訳(チェック)だからその誤訳は直さんどこーってできん。見つけた以上は直す。
ということは、料金に応じた訳文(チェック)の品質を変えるということは困難なんだ。
だから安い料金であっても品質を落とせない翻訳者が多いんだ。
そこにつけ込んで安い料金で実質的に翻訳をさせるブラック会社もあったりするようだから要注意なんだよ。
依頼者の中には、ほどほどの翻訳で良いから安くして、と無茶を言う方もいるらしい。
でも、それって、
長袖の洋服をさ、レジに持っていって、店員に半袖の長さに切ってください、その分、値段を安くしてくださいって言ってるようなもんなんだよ。
それは無茶な依頼だ。
あ、そうだ、井口さん、今年11月にツール・ド・沖縄が開催される場合は沖縄にまた来るそうですね。
そしたらまた語らう会の特別版だ。
多分名護だな。
そうだ、金曜日の仕事終わりに名護にあるウチナー料理店を探しがてら味のチェックに行きましょ。
名護市街で純沖縄の食堂があるらしいです、今はめっきり少なくなってきましたけど。
そこに行きましょ!
名護にも宿泊施設がたくさんありますから、その日は名護に泊まれば良いんですよ!!
RIEは名護に泊まれば良いさぁ。
女子を一人にするんですか??
一緒に帰らないのなら一人で泊まるしかないだろ?
というかホテルの枕は柔らかすぎる。もっと硬くて高さがあるのじゃないと眠りにくい。
それで問題は解決です!
ということで名護に泊まりましょ。
名護工場で作られたオリオンビール飲みますよ〜〜。那覇で飲むより美味しいらしいです。楽しみ〜〜!!
---終---
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
日頃からのご支援、誠にありがとうございます。
沖縄在住の特定行政書士、真栄里です。
特定行政書士や行政書士の仕事について少しでも多くの方に理解していただきたく、下記のブログに参加しております。
応援クリックをよろしくお願いいたします。