制度設計＜行政書士ってナニ？ 再婚禁止期間廃止編＞３・名残り
名残り
太古の名残り
なにせ、再婚禁止期間が６か月から１００日に短縮されたのは2016年だからな。
めちゃめちゃ最近だ。
もっと前だったかと。
2015年12月16日に、最高裁大法廷は、女性の再婚禁止期間を６か月と定めた民法733条1項の規定のうち、100日を超えて再婚禁止期間を設けることは憲法14条1項、24条2項に反し違憲だと判断した。
それから半年での民法改正だからまぁ迅速に国会が対応したと思う。
化石
というか、女性の再婚禁止期間６か月が100日になるまで100年もかかったんですよ。
一世紀…。
民法制定時の1896年はまだ飛行機がなかったんですよ。
たしかライト兄弟が世界初の飛行をしたのが1903年らしいので。
それから１世紀…。
音速飛行機で人類は空を飛び、ついには月まで行っちゃいました。
そんな中、やっと６か月が100日に短縮…。
日本の男性の思考は化石ですね。
まぁ、今年４月からは民法733条自体が削除されたから血統を維持して「家」を守る、という家制度の名残りの一つがまた消えたな。
社会に根付いた制度を変更するのって大変ですね。
名残り
最初の制度設計をどうするか、というのはだから極めて重要だ。
制度を設計する際に設計者の人選をどうするかというのも重要になる。
立法者は男ばかりだったし、そもそも女性には選挙権すらなかった時代の立法だからな。
基本女性のことを考えて法律は作らんよな。
まだまだですけど。
夫婦別姓も選べないし。
RIEは夫の姓に喜んで変更します。
真栄里RIEです！
夫婦別姓
「家」制度の名残りの一つが夫婦同氏だからな。
抵抗派は大反対。
家族の一体感が壊れる、ということを言ってはいるが、その実は「家」の一体感だから。
仕事する時間をかれこれ40分くらい奪われているんだが？
－－－終－－－
家制度＜行政書士ってナニ？ 再婚禁止期間廃止編＞２・血統
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沖縄在住の特定行政書士、真栄里です。
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