使用場面<行政書士ってナニ? 法律用語編>権利・権原
権利と権原
今更な??
まぁ、RIEはわかってますよ、よーくわかってます。
ですが、世の中の法律に詳しくない人を代表してあえて聞いてるんです。
怪しいが、まぁいいか。
といっても、「権利」や「権原」が何かと説明することは実は難しい。
いろいろと議論があるからな。
だから、ここでは、使用場面に即して説明してみようと思う。
先生もいよいよ地に足を下ろすわけですね。
いままでは抽象論が好きでしたもんね。
総論のない各論は羅針盤のない航海だ。
各論のない総論は無意味だ。
羅針盤(総論)に導かれつつ航海(各論)をするのが正しい理解の仕方。
意味はわかりました。
ですが、先生は方向音痴なので、羅針盤を見ても航海はできないと思います、です!!
まぁそれはさておき、まずは権利の使用場面だ。
賃貸人Aが自己の一軒家甲を賃借人Bに貸すという賃貸借契約を締結したが、期日になってもAがBに甲を引き渡さない場合、賃借人Bは賃貸人Aに対して、甲を自分に引き渡せ(作為)と要求することができる。
この場面が「権利」の使用場面だ。
って場面ですね。
で、
賃借人Bが賃貸借契約で定めた期間中に、(その契約が解除されたり合意解除をしたといった事情がないにもかかわらず、)賃貸人Aから甲はAの所有物だから返せ、と言われた場合、Bは自分に賃借権があるから返さないと言うことができる。
この場面が「権原」の使用場面だ。
Bに賃借権があることで、契約の期間中、BはA所有の甲を利用することが法的に正当化される(甲を利用する法律上の原因がBにある)ためBはA所有の甲をAに返す必要がないわけだ。
なんか、攻撃から身を守る、みたいな感じですね、「権原」って。
対して、
「権利」は、
よこせ!
とか
するな!
とか言って相手を攻撃しているような感じ。
簡単だったろ?
あ、いえ、知ってましたから!
「権利」=right
「権原」=title
だ。
タイトルって映画の題名って意味のタイトルのことですか?
あのタイトルだ。
変なの。
titleはもともと、物体に刻まれた、その物体の名称を示す銘板のことだ
(An inscription placed on ~ an object, giving its name ~.(OED))。
映画の内容を一言でまとめて、その映画を呼ぶ名前としてつけるのがtitleだろ。
映画という情報の名称をそのtitleで示しているわけだ(物体が情報に類推されているが)。
「権原」だが、上の使用場面で、「権原」は、賃借人BがA所有の一軒家甲に住めるんだ、甲を利用することが正当化される状況にあるんだ〜っていう状況をあわらす語だ。
甲利用を正当化する法的な原因がある状況を一言で説明する語が「権原」なんだからtitleなんだよ。
ま、なんでもいいです。
先生がそれで納得するのなら(笑)
なぜ、RIEはこの部屋にいるんだ??
RIEを試そうって言うんですね。
いいでしょう。受けて立ちましょう。
それは、
RIEには、この部屋にいられる「権原」があるからですよ!
電気代にすらならんが。
しかもどんどん家賃が少なくなってきてるし。
その分、家事や掃除頑張ってます。
なので、ついでに3,000円まけてください。
3,000円にまけてください、ではなくて、
3,000円をまけてください、って意味です。
つまり、5,000円から2,000円にしろと??
お願いします。
まぁ、仕方ないな。
本当ですか??
ありがとうございます。
珍しく優しいですね(^○^)
何か言いましたか??
じゃホットミルクティでも飲むか。
座ってろ。
---権利と権原・終---
関連する記事はこちらです。
区別する実益ってないんじゃないですか?<行政書士ってナニ? 法律用語編>及び・並びに
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
日頃からのご支援、誠にありがとうございます。
沖縄在住の特定行政書士、真栄里です。
特定行政書士や行政書士の仕事について少しでも多くの方に理解していただきたく、下記のブログに参加しております。
応援クリックをよろしくお願いいたします。
One Reply to “使用場面<行政書士ってナニ? 法律用語編>権利・権原”