ストーリーのない紙芝居<行政書士ってナニ? プレゼン編>5
- RIE
- えっ?
「シナリオ」・・・ですか?
RIE、小説を書くわけではないんですが・・・ - 真栄里
- 小説家だけが、「シナリオ」を創るわけじゃないよ。
- RIE
- そうなんですか?
- 真栄里
- 何をどういう順序で話をするかがとても重要!
- RIE
- スライドの画像がキレイだったら良いんじゃないですかね?
- 真栄里
- いやいやいやいやいや!
- RIE
- ちょっ、否定しすぎです。
- 真栄里
- 画像だけが綺麗でも「シナリオ」がしっかりしていないと、ストーリーのない紙芝居に堕する!
- RIE
- 「ストーリー」も創るんですか?
- 真栄里
- そりゃそうだよ。
人に訴えかける力を持つ「ストーリー」を「シナリオ」にしないと。
スライドは「ストーリー」展開を助ける手段だよ。 - RIE
- 世の中には、パワーポイントでスライドを作ることを請け負う会社もあるんですよ。
その会社は、「ストーリー」まで創っているんですか? - 真栄里
- さあ?
それは分からんが、でも、「ストーリー」のないスライドは、訴求力のない紙芝居にすぎないよな。
どういう「ストーリー」にするのかが一番頭を使う重要な部分なんだよ。
そこが上手く行けば「プレゼン」は成功したも同然! - RIE
- 訴求力ある「ストーリー」ってどういうものですか?
- 真栄里
- たとえば、「竹取物語」の「ストーリー」を見てみようか。
- RIE
- 古典ですねぇ。
- 真栄里
- (1)おじいさんが光る竹を切ると、小さな可愛い女の子が竹の中にいた。
(2)その女の子は、美しい女性に成長した。
(3)その女性(かぐや姫)に複数の男性が求婚した。
(4)かぐや姫はその男性に無理難題を言った。
(5)誰もかぐや姫の要求に応えられなかった。
(6)そのうち、かぐや姫は夜月を見ては泣くようになった。
(7)かぐや姫は、実は月からやってきた宇宙人だったので、月に帰った。
こんな感じの「ストーリー」だ。 - RIE
- 宇宙人だったって・・・
そう言われるとなんか身も蓋もない話に・・・ - 真栄里
- ・・・
とにかく、面白い「ストーリー」は、山あり谷ありなんだよ。
「かぐや姫」の話だって、(3)(4)(5)(6)(7)がなかったとしてみ?
単に、竹の中から可愛い女の子が生まれて、美しい女性になりました。
という面白くも何ともない話になる。
誰も心を動かされることはない。 - RIE
- だから「プレゼン」では聴衆の心を動かす「ストーリー」が不可欠だ、ということですね。
でも、聴衆の心を動かす「ストーリー」ってどう創るんですか?
嘘でも言うんですか? - 真栄里
- 嘘を言ってどうする!!
王道で行くんだよ!
---次話へ続く---
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