実質命令<行政書士ってナニ? 聖書翻訳編>3・選択
選択
社会的役割・機能
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気を取り直して。
ともかく、翻訳っていうのは、その言語が使われている社会で、その表現がどういった役割・機能を果たしているのかを考慮してなされるものだから命令形という形が文法的になくても命令に近い表現になっているという言語はありそうだな。
ヘブライ語とかがそうなのかもしれん。
相手の意思に構わず、命じたことを意思に反してでもさせる、これが命令。
コップ取ってこい
みたいな。
選択
コップ取ってきてくれると嬉しいなぁ
だが、言語は、書かれた・言われた言葉だけではなく、文脈や話をしている当事者間の関係とかも関係して理解される。
だから命令形じゃなくても実質的に選択の余地を奪う、実質命令していると受け取れる表現の仕方があるわけだ。
人間ならだれでも使っているだろうな。
拒めるか?
この資料を作成してほしんだが、私は娘の誕生日会があってどうしても帰らないといけないんだ。
ただ、君たちもそれぞれ予定があるだろうから残業してくれとは言えない。それぞれ予定があるなら、予定がなくても帰る権利が君たちにはある。
ただ、そうなると私は明日の午前5時には会社に来て始業時間までに資料を作成しなくてはならなくなる。
あ、いやいいんだ。それが上司たる者の責任だからな。全然問題ない。
とはいえ、ここ一週間、今日の娘の誕生日に残業しないように始業時間の3時間前には出社していたから結構疲れているというのはある。
いや、いいんだ、それが上司というものなんだから…
こう言われたらどうする?
---次話へ続く---
腕組む父・見守る父<行政書士ってナニ? 聖書翻訳編>2・命令
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沖縄在住の特定行政書士、真栄里です。
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